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調査研究ノート№6(博物館だより№35より)

博物館と学校教育の連携の試み


小中学校への総合的な学習の導入や週5日制の移行などに対応して、 博物館と学校とのいっそうの連携の必要性がいわれています。 富士市立博物館では、これまでに、学校教育との連携・協力の一環として、

などに力をいれてきました。今年度の取り組みの例をいくつか紹介したいと思います。

*博物館での見学・体験学習*

石器づくり 火おこし体験
▲黒耀石を使用した石器づくり  ▲昔ながらの火おこし体験

*学校への出前授業*

陶芸の授業への講師派遣 昔のくらしQ&A教室
▲陶芸の授業への講師派遣   ▲昔のくらしQ&A教室

 博物館の見学学習を行うのは、小学校の場合、6年生の歴史学習のオリエンテーション・ 5年生の製紙業・4年生の地域の先人の工夫・3年生の昔の人のくらし・2年生の生活科などが中心です。 また、中学校では、環境・歴史を総合的に学習する時に見学します。
 また、体験学習の場としては、黒耀石を使用した石器づくり、火おこし、手漉き、 昔の農具体験などを実施してきました。この他に、地図・VTR資料の貸し出しや社会科・美術科などの 授業への講師派遣、子供・教師向けの博物館だよりの発行などに取り組んできました。
 これからも、博物館では、子供たちが見学や体験を通して、新たな感動・実践的な理解を得たり、 地域の資料にふれることによって、先人の知恵や努力を再発見したりするお手伝いをしていきたいと考えています。

(指導主事:内田 昌宏)

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