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「木じゃない紙」って、木以外のものから作られている紙のこと。 木以外のどんなものからどんな紙が作られているのかな? どんなところで使われているのかな? 「木じゃない紙」のことをもっと知ろう! |
私たちがふだん使っている紙は、ほとんどが木から作られています。でも、木以外の植物から作られている紙もあります。そのような紙を区別するのに「非木材紙」という呼び方をします。なんだか最近新しく開発された紙のような気もしますが、木から紙が作られるようになったのは今から150年くらい前のこと。紙を作る方法が発明された今から2000年くらい前は、麻(あさ)や木綿(もめん)のぼろ布などから紙を作っていました。だから、紙はもともとは「木じゃない紙-非木材紙-」だったのです。 日本では、紙の原料の半分以上が古紙(こし)で、残りが木材。 「木じゃない紙」は、ほんの少ししか作られていません。 世界中でみると、全部の原料のうち「非木材」の割合は10%くらいあります。 |
●バガス・竹・海そう● | |
![]() バガス(さとうきびのしぼりかす)を使った紙ぶくろ | ![]() 竹を原料にして作った紙 |
さとうきびからさとうをしぼりとったあとのしぼりかすは、バガスとよばれて紙の原料になります。廃棄物(はいきぶつ)を再利用(さいりよう)して紙を作っているのです。 海そうをまぜている紙→ | ![]() |
●綿(わた)● | |
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お札(おさつ)は多くの人の手にわたるので、じょうぶな紙でなくてはなりません。そのため、非木材紙が使われています。日本ではみつまた(和紙の原料になる)などが使われています。綿(わた)や麻(あさ)のなかまで作っている国もあります。 | |
![]() | ![]() ジーンズは木綿(もめん)の布でできていますね。 ←ジーンズのはぎれからも、紙がつくられています。 |
●いろいろな紙● | ||
和菓子屋(わがしや)さんであんこを作るときに、あずきのかすが残ります。ビール工場でビールを作るときには麦(むぎ)のしぼりかすが残ります。こういったものを捨てずに、紙にまぜて再利用しています。 | ||
![]() あずきの皮をまぜた紙 | ![]() 高速道路の通行券をまぜた紙 | ![]() ビールのかすをまぜた紙 |