富士市内には、現在までに縄文時代の遺跡が100か所以上確認され、発掘された縄文土器や石器から、本市における縄文人の生活の様子を窯見ることができます。その他にも、壊れた土偶、人の顔や動物の形を模した土器、人体の一部を表現した石器が見つかっています。
これらの出土品は、生活に関わる「まじない」の道具と考えており、縄文人の思想や世界観を知ることができる手がかりといえます。
今回の展示では、それら「まじない」に関わるふしぎな道具がなぜ作られ、どのように使われたのかを考え、縄文人の一生を「うまれる」「豊かなくらしのために」「死と再生」という3つのサイクルに分けて紹介します。
また、最終章「縄文のあとで」では、縄文時代以降の「まじない」に使われた資料を紹介し、「まじない」の変遷をたどります。
ふしぎな道具はなぜ作られたのか、一緒に見ていきましょう。
( 2025/12/10 更新 )
