収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

縄文土器

じょうもんどき

分野

考古資料

遺跡名

天間沢遺跡

遺物の時代

縄文時代

ロクロ回転方向

*

器種分類

深鉢

形態の特徴

いわゆるキャリパー状の器形を呈する。大型の口縁部とくびれた頸部に文様帯を特徴とする。

残存状況

ほぼ完形 底部欠

出土遺構

第19号住居跡

出土区分

遺構内

出土状況

床面

出土地区

C地区

焼成

良好

色調

赤褐色

製作技法の特徴

口縁部文様帯は粘土紐の貼り付けて摺曲文を構成。くびれた頸部も粘土紐を貼り付けているものの地紋は無文である。肩部には粘土紐を平行に2条巡らし、その間に横位の波状文が貼り付けられている。胴部は地文に半裁竹管による縦位の条線文が施され、その上に粘土紐を貼り付けて4区画している。

胎土

白色・黒色・石英粒子、金雲母を含む

その他特記事項

第Ⅱ群土器A類(井戸尻・曽利Ⅰ、勝坂3)

資料ID

23572

  解説

4500年程前の土器。胴部外面に焼成痕があり、煮沸具としてしようされた可能性あり。

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