A.竹採塚(たけとりづか)…富士市指定史跡。卵形の石に「竹採姫」と刻まれている。かぐや姫が育った場所とされる〔※1〕。
B.滝川神社(たきがわじんじゃ)…かぐや姫誕育の地とされる〔※2〕。竹取の翁を祀るともされ、父宮と呼ばれた。
C.寒竹浅間神社(かんちくせんげんじんじゃ)…竹取の翁がかぐや姫を発見した竹やぶがあった場所とされる〔※3〕。
D.飯森浅間神社(いいもりせんげんじんじゃ)…かぐや姫の下婢(かひ=召使いの女)を祀るとされる。
E.妙善寺観音堂(みょうぜんじかんのんどう)…堂内に祀られる神像は照手姫(てるてひめ)とされるが、かぐや姫像との説もある。
F.鑑石(かがみいし)…照手姫が池の中の石を鏡として顔を映したとされる。かぐや姫も顔を映したといわれる。
G.囲いの道(かこいのみち)…かぐや姫が富士山へ登る際、たどったとされる道。
H.見返し坂(みかえしざか)…かぐや姫が富士山へ登る際、育った里を名残惜しんで振り返ったとされる坂道。
I.手児の呼坂(たごのよぶさか)…手児はかわいい娘、つまりかぐや姫を指し、呼べばこの坂の先でかぐや姫が待っているとされる。
〔※1〕「荊叢毒蘂」より 〔※2〕「富士山大縁起」(永禄3年)より 〔※3〕「駿河記」より