収蔵品紹介

  解説

島根県の安部栄四郎氏（昭和59年没）の手による手漉き和紙。安部栄四郎氏は、「出雲民芸紙」と呼ばれる和紙を漉き、昭和43年(1968)に重要無形文化財に指定されました。日本で和紙の原料として古くから使われてきたのは楮と雁皮で、三椏が使われるようになったのは近世になってからであると考えられています。薄手で、黄色みがかった和紙になります。