収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

製紙業の発展を支えたもの

明治23年(1890)の富士製紙の操業開始以降、富士市域では製紙工場が次々と設置され、同時に東海道線の停車場や馬車鉄道など交通網の整備も進みました。大正時代には23社もの工場が新たに設立され、「紙のまち」の様相を呈するようになりました。この状況を受けて県立の製紙工業試験場(現在の静岡県工業技術センター)も設置されました。工業試験場で使われた試験用の機械や、明治から昭和のはじめにかけて操業していた製紙会社に関わる資料を紹介します。

「富士文庫」旧蔵図書

現在富士市立図書館となっている「富士文庫」は、製紙機械を製作していた鉄工所の私設図書館として、戦後41年間にわたって地域の人々に親しまれました。当館では、「富士文庫」が紙のまちの図書館として特に収集に努めていた製紙関係の資料の中から、113点を寄贈していただきました。その一部を紹介します。

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