収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

日本製紙新法

にほんせいししんぽう

分野

書籍

分類

年代

明治40年

たて

23

よこ

16

高さ

資料ID

26073

  解説

日本には、明治初年に大規模な抄紙機を用いて洋紙を製造する技術が導入されました。それから30年あまりのうちに、その生産量は、明治以前に千年以上にわたって生産されてきた手すき和紙を凌駕しました。この状況に対して著者は、手すきによる和紙が日本の紙のもっとも上質のものであると述べ、手すき和紙を、旧来の方法のみでなく化学的な知識を応用することによって、よりよい日本紙として、改善と増産を図ることを意図しています。このような観点から、原料となる繊維の性質や、にじみ止めやさらしなど各種薬品の用法などが述べられています。

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