収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

駿州富治川ニ於テ源氏勢揃ス水鳥数多立チ平軍羽音ニ驚ク

すんしゅうふじかわにおいてげんじせいぞろいすみずとりあまたたちへいぐんはおとにおどろく

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

74.1

37.1

制作年代

明治20年(1887)2月 

作者

歌川芳藤

生年

文政11年

没年

明治20年

資料ID

24186

  解説

富士川の合戦を描いた図。治承4年(1180)10月20日、富士川をはさんで平維盛を総大将とする追討軍と源頼朝の軍との間に起こった戦。9月末に京都を出発した追討軍は10月18日、富士川西岸に陣を構えた。追討軍の出発が遅れたため、石橋山の戦での敗北後再起を得た頼朝は10月20日富士川東岸の賀島(現静岡県富士市)に兵を進めた。『山槐記』によると、川のほとりの池からいっせいに飛び立った水鳥の羽音を頼朝軍の急襲と誤認した追討軍は、ほとんど合戦のないまま敗走したという。この戦の勝利は東国武士を頼朝のもとに走らせる結果

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