収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

大日本物産図会 駿河半紙漉場ノ図

だいにほんぶっさんずえ するがはんしすきばのず

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

22.4

16.3

制作年代

明治10年(1877) 

作者

歌川重政

生年

天保13年

没年

明治27年

資料ID

24428

  解説

明治10年(1877)に刊行された三代広重作の揃い物。日本の物産を主題とし、従来の国内産業が開国日本において躍進していく様子が描かれ、明治期の特徴をよく示す浮世絵。宇治の製茶、河内の木綿、伊丹の酒造などが取り上げられている。この図は富士川の上流から下流にかけた一帯でつくられた駿河半紙の紙漉場が描かれる。左手の建物にいる男性たちが原料をつくり、女性が紙を漉く。戸外では漉かれた紙が天日干しされている。(『浮世絵事典』画文堂、『新訂浮世絵の基礎知識』雄山閣)

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