収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

フネ(田船)

ふね(たぶね)

分野

農耕

分類

民俗

厚さ

口径

高さ

最大径

寸法メモ

長さ

103

底径

標準名

田舟

幅

62

立地

タバショ

指定

資料ID

25272

解説

苗をはこぶフネ。大きい田ではアゼから苗をうっても届かないため、フネで田の中まで苗をはこび、そこからナエウチをした。大きい田の中にもアゼはあるが、自分の家の田の間はコアゼという水の落差をつけるためだけのアゼで人は歩けない。人が歩けるようなアゼはオオナといってカワグロ(堀・川との境)やウチグロ(他の家の田との境)にしかなかった。フネはコアゼも乗りこえて田の中へ引いて行った。このあたりの経営規模の大きい農家には必需品だった。稲刈りの時には使わなかった。すべりやすいので女性もフネを引いたが、ナエカツギ2杯分ほどの

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