収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

アゼボクリ

あぜぼくり

分野

農耕

分類

民俗

厚さ

口径

高さ

最大径

寸法メモ

長さ

25.5

底径

標準名

田下駄

14.7

立地

ドブッタ

指定

県指定

資料ID

25800

  解説

浮島ヶ原周辺の地域で、アーラ草(湿地帯に繁茂するアシなどの植物)を刈るときのほか、さほど深くないドブッタでの稲刈りの時にはいた。自家製であるが、非常にきれいに仕上げてある。下駄の歯は最初から付けられていたと思われる。幅が14.7cmと小型であるところから、比較的浅い湿田で使用されていたのだろう。またこの下駄には、足首を固定するヒモが付いており、下駄が泥に吸い付いても容易にぬけるように工夫されている。鼻緒はビニールひもでゆるまないように裏で連結されている。一足あり。

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