収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

富士山絵図

富士山をはじめ、霊山に登山することは、宗教者の山岳修行として平安時代には始まっていました。富士山には南麓に村山口、東南麓に須山口、東麓に須走口(以上は静岡県)、北麓に吉田口、河口口(以上は山梨県)が開かれ、近世に至っては特に吉田口が江戸の富士講の拠点となりました。村山口では京都など西国からの登山者を多く受け入れ、戦国期には今川氏の保護下で繁栄しました。しかし、江戸時代になって権力者の後ろ盾を失うと、村山修験は衰退していくことになりました。江戸時代中期ころから、各登山口を中心とした富士山への登山案内絵図が発

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