武田弘氏寄贈富士山コレクションから、富士山が描かれた染付の陶磁器を紹介します。「染付」とは、白地の陶磁器に藍色で様々な絵柄を表現したやきものです。染物の藍染に色彩が似ていることからこう呼ばれました。この藍色は、呉須と呼ばれる顔料で絵付けを行い、釉薬をかけて高温で焼成することで、鮮やかに発色します。中国では14世紀に制作がはじまり、日本では江戸時代初期の17世紀初めに有田(滋賀県)で作られました。その後瀬戸(愛知県)などで大量に生産されるようになり、江戸時代後期には全国に流通しました。
今回は、特に美しい大皿など約20点を選び展示します。ひとつの器をキャンバスに、藍と白で表現された富士山をどうぞお楽しみください。
( 2026/01/07 更新 )
