収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

弥生土器

やよいどき

分野

考古資料

遺跡名

向山遺跡

遺物の時代

弥生時代

ロクロ回転方向

*

器種分類

小型甕

形態の特徴

やや大きめの平底で明瞭な底部をもつ。底部から胴部下位最大径直下まで外反してひらき、明瞭な稜をもって内湾し、最大径をつくる。胴部は最大径から内湾し、やや内径して頸部に至る。頸部は短く直立して、短く外反する口縁部となる。口縁部は折返し口縁となる。なお、口縁部から肩に掛けて一対の環状把手がつけられてる。

残存状況

一部欠

出土遺構

*

出土区分

遺構内

出土状況

採取

出土地区

*

焼成

良好

色調

赤褐色

製作技法の特徴

底部木葉痕。胴部下半最大径まではヘラ削り成形の後ヘラナデ。胴部は斜位のハケ目調整。口縁部はヨコナデ調整。

胎土

白色・赤色粒子、砂粒を含む。

その他特記事項

 

資料ID

23458

  解説

農道の工事中にたくさんの炭化物と一緒発見された。3世紀末頃の小型の甕形土器。主に煮沸用のではあるが、貯蔵にも使用していたと思われる日常雑器。

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