収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

(曽我兄弟討入図)

(そがきょうだいうちいりのず)

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

73.7

36.3

制作年代

作者

歌川国貞

生年

天明6年

没年

元治元年

資料ID

24024

  解説

曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩りに乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。後世において「曽我物」として謡曲、幸若、古浄瑠璃、浄瑠璃、歌舞伎、黒本、青本、黄表紙、合巻などで頻繁に取り上げられた。この図は祐経を討った兄弟が、騒ぎに押し寄せる武士たちを蹴散らす場面。画面左には兄・十郎と宿敵・仁田四郎忠常の一騎打ちが、また右には女装した五郎丸に捕らえられた弟・五郎が描かれている。(『日本古典文学大辞典簡約

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