収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

五十三次名所図会 七 藤澤 南期の松原左り不二

ごじゅうさんつぎめいしょずえ しち ふじさわ なんきのまつばらひだりふじ

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

22

33.3

制作年代

安政2年(1855)7月 古

作者

歌川広重

生年

寛政9年

没年

安政5年

資料ID

24299

  解説

堅絵東海道とも呼ばれる作品。広重作品の中では平板な印象を与えるものとされる。改印は大津と京が八月のほかはすべて七月で短期間に刊行されたことがわかる。東海道を日本橋から数えて14番目の宿場・吉原宿(現富士市)には、東海道の道筋が大きくくねることから左富士という名勝地があった。藤澤にも吉原宿と同様の理由から左富士という名勝地があったことが知られ、この図にも描かれる。(『浮世絵事典』画文堂、『新訂浮世絵の基礎知識』雄山閣)

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