収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

東海名所改正道中記十六 沼川の渡し 原吉原の間新道 蒲原迄二り近し

とうかいめいしょかいせいどうちゅうきじゅうろく ぬまかわのわたし はらよしわらかんしんどう かんばらまでにりちかし

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

24

35.6

制作年代

 古

作者

歌川重政

生年

天保13年

没年

明治27年

資料ID

24345

  解説

明治初期の伝馬宿駅制度廃止後の街道の様子を描いたもの。画中に「御一新 後の 新海道 にして 旅人の 便利 もっとも 大意 なり」とある。鎌倉時代初期、東海道の道筋は、吉原湊を船で渡して柳島、川成島、五貫島(各々現富士市)などを通って富士川を再び船で渡る下街道(浜街道)というルートをとっていた。しかし後に吉原湊と富士川下流での渡船が廃止され、東海道は吉原湊の手前から北上した。江戸時代に入り東海道の宿駅が整備された後は、災害に伴う吉原宿の移転により最終的には海岸通を避けるように大きく迂回するルートが定着した。

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