収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

東海道五十三次之内 原 柏原立場ふじの沼

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち はら かしわばらたてばふじのぬま

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

32.8

21.6

制作年代

嘉永初年頃 古

作者

歌川広重

生年

寛政9年

没年

安政5年

資料ID

24364

  解説

「東海道五十三次之内」の外題の字が行書体で書かれていることから、行書東海道と俗称される。やや省略した描写による軽快感が特徴。色彩も全体に淡く明るいトーンが多用され、より軽快な印象を与える。彫りや刷りにはやや粗さが見られる。斬新な構図はないが、各地の名物を取り入れ地域的特徴を出す意図が見受けられる。この図は東海道を日本橋から数えて十三番目の宿場・原宿と隣の吉原宿の間にあった立場・柏原を描いている。画面下を左右に横切る東海道と画面から突き抜けた富士山とのあいだにふじの沼(浮島沼、浮島ヶ原、広沼などともいう。)

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美術・工芸資料 総件数 25