収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

東海道五十三次之内 沼津 名物鰹節を製す

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち ぬまづ めいぶつかつおぶしをせいす

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

32.7

21.5

制作年代

嘉永初年頃 古

作者

歌川広重

生年

寛政9年

没年

安政5年

資料ID

24374

  解説

「東海道五十三次之内」の外題の字が行書体で書かれていることから、行書東海道と俗称される。やや省略した描写による軽快感が特徴。色彩も全体に淡く明るいトーンが多用され、より軽快な印象を与える。彫りや刷りにはやや粗さが見られる。斬新な構図はないが、各地の名物を取り入れ地域的特徴を出す意図が見受けられる。この図は東海道を日本橋から数えて12番目の宿場・沼津の鰹節づくりの様子を描いている。(『浮世絵事典』画文堂、『新訂浮世絵の基礎知識』雄山閣)

同分類のその他資料

美術・工芸資料 総件数 65