収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

書画五拾三駅 駿河吉原 竹取ノ古事

しょがごじゅうさんえき するがよしわら たけとりのこじ

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

0

22.3

0

33.6

制作年代

明治5年(1872)10月 

作者

生年

没年

資料ID

24470

  解説

歌川芳虎、三代広重、光斎などによる東海道揃物のひとつ。堅画面に当時の風俗を伝える絵や洋風画と名家の書を附したもので、文明開化期の東海道が描かれているともいえる。この図は現在の富士市比奈地区に伝わるかぐや姫伝説を描いたもの。比奈の旧家の竹藪には「竹採姫」と刻まれた小さな塚があり、古くから竹採りの翁と姫が住んだ地と伝えられてきた。塚の周辺には「赫夜姫」、「籠畑」、「見返し坂」など伝説との関連を窺わせる地名があり、「比奈」の地名も平安時代の『和名抄』にある「姫名郷」に関わるものとも考えられている。(『浮世絵事典

同分類のその他資料