富士市・沼津市にまたがる愛鷹山や三島市域のかかる箱根山西麓からは、多くの旧石器時代の遺跡が見つかっている。そこからは旧石器時代では珍しい陥し穴猟の跡が見つかり、愛鷹山に堆積したローム層は上下の変動が少なく、石器の使われた時期を特定しやすい非常に恵まれた場所として、全国から注目されてきた。
今回の展示会では、愛鷹・箱根山麓の旧石器時代遺跡を紹介し、当該地域の人々がどのような生活をしていたかを紹介する。また、令和6年度(2024)は、旧石器遺跡としては初の国指定史跡となった沼津市休場遺跡の本発掘から60周年の年、指定史跡になってから45周年であり記念の年となる。沼津市指定文化財となっている休場遺跡出土遺物を展示するほか、普段目にする機会の少ない愛鷹・箱根西麓の旧石器時代遺物を展示し、紹介する。
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https://museum.city.fuji.shizuoka.jp/report/a6-1.html#a6-1-3
( 2024/09/05 更新 )