毎年多くの登山者でにぎわう富士山。人々は、山頂や登山道沿いの室を目指して歩みを進めます。しかし、その道中には知られざる古跡があることをご存じでしょうか。
元々富士登山は信仰のための登山で、山中の古跡を巡ることが重要なミッションのひとつでした。ふもとから頂上まで、さまざまな古跡を巡り、非日常を体験することで、人々は神仏を感じることができたのでしょう。さらに、実際登山ができない人々のために、山中の様子を詳細に伝えるツール(絵図、絵はがき等)が制作されるようになっていきます。
古跡は、観光やレジャーとしての登山が主流となった今なお、ひっそりと登山者を迎えます。それは脈々と続いてきた富士山信仰の証といえるでしょう。今回は、山頂古跡にスポットをあて、信仰の山、富士山の姿を紹介します。
( 2024/10/02 更新 )