収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

曽我中村閑居之図

そがなかむらかんきょのず

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

制作年代

明治20年(1887) 

作者

楊斎延一

生年

明治5年

没年

昭和19年

資料ID

24141

  解説

曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩りに乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。後世において「曽我物」として謡曲、幸若、古浄瑠璃、浄瑠璃、歌舞伎、黒本、青本、黄表紙、合巻などで頻繁に取り上げられた。この図は、夫を殺された兄弟の母が再婚した曽我五郎の邸で、一万丸と箱王丸の幼い兄弟が、雪を相手に父の仇討ちを果たすため剣術の稽古をしている様子を描いたもの。(『日本古典文学大辞典簡約版』岩波書店、『浮世絵事典』

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