収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

(曽我物語役者絵)

(そがものがたりやくしゃえ)

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

制作年代

明治21年(1888)6月

作者

豊原国周

生年

天保6年

没年

明治33年

資料ID

24143

  解説

曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩りに乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。後世において「曽我物」として謡曲、幸若、古浄瑠璃、浄瑠璃、歌舞伎、黒本、青本、黄表紙、合巻などで頻繁に取り上げられた。この図は祐経を討った兄弟が、騒ぎに押し寄せる武士たちを蹴散らす場面を描いた役者絵。中央には、市川団十郎演じる曽我五郎と市川左団次演じる御所五郎丸の対決が描かれ、右には尾上菊五郎の曽我十郎と中村芝翫の仁田四郎と

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