収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

朝比奈勇力の図

あさひなゆうりきのず

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

71.8

36.8

制作年代

明治

作者

小林清親

生年

弘化四年

没年

大正4年

資料ID

24161

  解説

曽我物語の一場面を描いた図。鎌倉時代初期の武将・和田義盛が一門と訪れた大磯で酒宴を催したところ、たまたま恋人・大磯の虎を訪れていた曽我兄弟の兄・曽我十郎がいることを知ったので、和田は虎と共に座敷に呼びだした。座敷に上がった虎は、十郎に義理立てて盃を義盛ではなく十郎に差しだし、義盛の怒りをかう。兄の危機を知って駆けつけた弟・五郎を、和田の三男朝比奈三郎が草摺を引き座敷に入れようとしたが、五郎は動かず草摺が切れた。この図は五郎と朝比奈の草摺引きの場面を描いたもの。(『浮世絵事典』画文堂、『新訂浮世絵の基礎知識

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