収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

時致鎌倉殿ノ狩屋ヲ騒ス

ときむねかまくらどののかりやをさわがす

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

73.8

37.3

制作年代

作者

右田年英

生年

文久2年

没年

大正14年

資料ID

24173

  解説

曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩りに乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。後世において「曽我物」として謡曲、幸若、古浄瑠璃、浄瑠璃、歌舞伎、黒本、青本、黄表紙、合巻などで頻繁に取り上げられた。この図には敵討ちを果たした兄弟の弟五郎が、女装した五郎丸の正体に気づかず不意打ちをくらう場面が描かれている。(『日本古典文学大辞典簡約版』岩波書店、『浮世絵事典』画文堂、『新訂浮世絵の基礎知識』雄山閣)

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