収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

寿曽我対面双六

ことぶきそがたいめんすごろく

分野

美術・工芸

分類1

その他

分類2

その他

奥行

74.1

36.3

制作年代

安政2年(1855)8月 古

作者

歌川国貞

生年

天明6年

没年

元治元年

資料ID

24174

  解説

曽我物語の登場人物を並べて双六に仕立てた物。曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩りに乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。後世において「曽我物」として謡曲、幸若、古浄瑠璃、浄瑠璃、歌舞伎、黒本、青本、黄表紙、合巻などで頻繁に取り上げられた。振始めには角力の名手・股野五郎景久と股野を敗った兄弟の父・河津三郎が、上がりには兄弟とそれぞれの恋人、宿敵・工藤祐経らしき人物が描かれている。(『日本古典文学大辞典

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