収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

建仁三年源頼朝卿冨士之御狩の時仁田四郎忠常命に依て人穴入図

けんにんさんねん みなもとのよりともきょうふじのおかりのとき にったのしろうただつねめいによりて ひとあなにいるず

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

77.1

36.6

制作年代

嘉永6年(1853)8月 古

作者

歌川芳員

生年

不祥

没年

不祥

資料ID

24182

  解説

仁田忠常(1167〜1203)は、平安・鎌倉時代前期の武士。伊豆国仁田郷(現静岡県田方郡函南町)の住人。治承4年(1180)石橋山の戦の際、源頼朝に従って以来頼朝の厚い信頼を得た。建久4年(1193)の富士の巻狩りで乱入した曽我祐成を討ち取った。二代将軍頼家の信頼も厚く、建仁3年(1203)6月駿河での狩の際、頼家の命で富士山麓の人穴(現静岡県富士宮市)を探険している。「吾妻鏡」や御伽草子「富士の人穴」にこの探検の様子が記され、数々の奇跡の記事から、人穴が畏怖の対象となっていたことがうかがえる。人穴は富士

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