収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

曽我物語図会

そがものがたりずえ

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

24.5

35

制作年代

天保後期 古

作者

歌川広重

生年

寛政9年

没年

安政5年

資料ID

24300

  解説

曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩に乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。上部を雲形に切り、柳下亭種員の絵詞が記される。「虎御前は祐成が記念の 衣を見るにつけ夢幻の 世をはかなみ且兄弟が 菩提の為箱根に登りて 出家なし同年の秋の頃 富士の根方へたずねゆき 御二方の失たまひし 井手の里とはここよと ばかり泪はさらにせき あへず 露とのみきえにし あとを来て見れば 尾花がすえに あきかぜぞふく 斯詠つつ

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