収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

曽我物語図会

そがものがたりずえ

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

24.5

35

制作年代

天保後期 古

作者

歌川広重

生年

寛政9年

没年

安政5年

資料ID

24382

  解説

曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩に乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。上部を雲形に切り、柳下亭種員の絵詞が記される。「河津が末子禅師房 実永は越後国久我見山に ありしが讐討果てて後 右幕下鎌倉へ召 れんとせしに 扨は兄弟が科に より我身も 刑に行はるるならん 人手にかかりて果んより 潔よく生害せんと 刃に伏たりけり此僧 俗家の人なりせばあはれ 祐成時致にもおさおさ 劣らぬ勇者なるべし」とある。(

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