収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

曽我物語図会

そがものがたりずえ

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

24.5

35

制作年代

天保後期 古

作者

歌川広重

生年

寛政9年

没年

安政5年

資料ID

24385

  解説

曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩に乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。上部を雲形に切り、柳下亭種員の絵詞が記される。「祐成時宗両人は 假家の外へ躍出 既に本意を遂たる 事を大音に呼 はれば我討止て 手柄にせんと数 多の勇士はせ 出れど篠つく ごとき五月雨に 闇さはくらし途を 失ひただよふ所を 幸ひとここにあらはれ 彼所にかくれ三百余人に 手疵を負はせ五十余人を 討取しは実に比類なき 働といふべし

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