収蔵品紹介

静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの収蔵品をご紹介しています。

曽我物語図会

そがものがたりずえ

分野

美術・工芸

分類1

絵画

分類2

浮世絵

奥行

24.5

35

制作年代

天保後期 古

作者

歌川広重

生年

寛政9年

没年

安政5年

資料ID

24602

  解説

曽我物語は、親族の所領争いに巻き込まれ、工藤祐経に父を殺された曽我十郎・五郎の兄弟が、建久4年(1193)5月に行われた富士の裾野での巻狩に乗じて長年の恨みを果たし父の敵をとる物語。上部を雲形に切り、柳下亭種員の絵詞が記される。「建久四年五月廿八日亥の刻 すぐる頃なりけん時分は 能ぞと両人は敵の假家へ 忍びよりしが戸口を きびしくさし固め 入べき様のあらざれば いかがはせんと猶豫内 思ひがけなくかたへなる 妻戸を開きて1人りの 女兄弟をさし招き 君達の窺ひ玉ふ 主の臥床は彼所ぞと工藤が 寝間ををしへけり是

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